先日ヒゲ脱毛やVIO脱毛・鼻毛脱毛を行ってきました。
人生初めての脱毛体験で痛みが強いとされる医療レーザー脱毛を行いましたが、思っていた以上の衝撃を受けて驚きました。
施術後の様子を見ている限り脱毛のリスクとされる毛嚢炎にはなっていないと思いますが、多少赤みが見られたりしたので、脱毛後の腫れやダウンタイム(腫れが引くまでの時間)について部位ごとに体験を交えて紹介します。
メンズヒゲ脱毛 脱毛後の腫れ方やダウンタイム
まずはヒゲ脱毛後の様子について紹介します。
メンズヒゲ脱毛 脱毛前後の肌の様子
クリニックではヒゲ脱毛が終わった直後に手鏡でヒゲ周りの様子を看護師の方と一緒に確認しました。
腫れや赤みとは関係ありませんが、このときに驚いたのはポップアップという現象。
私は今回ヒゲ脱毛をYAGレーザーで行いました。YAGレーザーは毛根を組織破壊するほど強烈な熱を加えるため、皮膚内で毛がちぎれ、ちぎれた毛は肌の表面に少しだけ飛び出きます。
この現象をポップアップと呼ぶようで、朝剃った毛が夕方少し伸びたときような感じでちょびっとだけ毛が飛び出しているのが見て取れました。YAGレーザーの威力を身をもって体験しましたが、やはりすごいパワーなんだなと改めて実感させられます。
脱毛したヒゲ周りを見ていくと毛穴がポツポツと赤くなっている部分や、アゴの部分は少し広めに赤く腫れているところがあります。
腫れについては見た目だけでなく自分でも肌がやや熱を持ってるような感覚があります。
熱い鍋の縁に手をぶつけたとき軽くじんじんしますが、そのような感じでやはり軽い火傷のような状態になっているのでしょう。このため脱毛後はその場で保湿剤を塗布してもらえます。
もし赤みや腫れがひどくて見た目が気になるなら帰りにマスクをもらう事もできます。
まぁ私の場合、食生活が悪い&髭剃り負けするせいか口の周りは度々吹き出物ができていて、脱毛でできた赤みも吹き出物とあまり変わらないようなレベルだったので個人的にはあまり気になりませんでした。
それに元々街中で注目を浴びるようなルックスしてませんし誰もわざわざおっさんの方をまじまじと見てこないでしょうからね。
せっかく保湿剤を塗ってもらったし、マスクの摩擦でかえって患部を刺激するのも嫌だったのでマスクなどは何もつけずにそのままの状態で帰りました。
脱毛前後の様子は次のような状態です。
メンズヒゲ脱毛前の様子 | メンズヒゲ脱毛後(当日)の肌の様子 |
---|---|
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施術内容 | 鼻下・アゴ・アゴ下をYAGレーザーで脱毛 |
副作用リスク | 術後の一時的な赤み・肌荒れや軽い炎症・火傷 |
メンズヒゲ脱毛 脱毛当日のスキンケアについて
脱毛当日は炎症を起こしているため、血の巡りが良くなる次のような行為はNGとなります。
行為 | 脱毛当日 | 脱毛翌日以降 |
---|---|---|
シャワー | OK | OK |
洗顔 | OK | OK |
メイク | ヒゲ脱毛の人はNG | OK |
髭剃り | NG | OK |
入浴 | NG | 赤みが引いたらOK |
サウナ | NG | 赤みが引いたらOK |
プール | NG | 赤みが引いたらOK |
激しい運動 | NG | 赤みが引いたらOK |
飲酒 | NG | OK |
汗もかいていましたし、患部を清潔にしてから保湿しておきたかったのでさっとシャワーを浴びることに。
ヒゲ周りは腫れがあるため、洗顔はいつも以上によく泡だてて、ほとんど手が直接触れないように泡だけで極力優しく洗います。
風呂上がりにはしっかり化粧水と保湿クリームを塗り、バッチリと保湿をしてから寝ました。
保湿については普段から化粧水や保湿クリームなどを使っているならそれを使えばでよいと思います。しかし、脱毛後は肌が腫れた状態にあるため、アルコール入りでスーッとするものなどあまり刺激が強いものは患部にしみるかもしれないので、刺激が少ないものを選んでおくと良いでしょう。
メンズヒゲ脱毛 脱毛翌朝(約12時間後)の様子
昨晩寝るときはまだヒゲ周りも腫れている感覚がありました。
しかし、しっかりと保湿して睡眠をとった翌朝にはほとんど腫れを感じない状態まで引いていました。見た目も特に目立っていたアゴ下の腫れなどが次のような感じで引いていました。
まぁ、見ての通り私のように元々口周りの肌が荒れている人なら、自分からわざわざ説明しない限り脱毛で肌荒れが起こっているなんて気づかれないでしょうね。
項目 | メンズヒゲ脱毛当日の様子 | メンズヒゲ脱毛翌日の肌の様子 |
---|---|---|
鼻下・アゴ | ![]() |
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アゴ下 | ![]() |
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施術内容 | 鼻下・アゴ・アゴ下をYAGレーザーで脱毛 | |
副作用リスク | 術後の一時的な赤み・肌荒れや軽い炎症・火傷 |
メンズヒゲ脱毛 ダウンタイムはどのくらい?
レーザー脱毛のダウンタイムは通常2~3日程度見ておけば良いと言われています。(※脱毛のリスクである毛嚢炎などを発症するともっと長引く可能性もあります)。
私の場合、翌日(脱毛から約12時間後)には目立った赤みは引いていましたが、毛穴内はまだ腫れているかなという状況。一応脱毛の翌日から髭剃りはOKですが、ここで肌を傷つけてしまうとそこから肌トラブルに繋がる恐れもあります。もし1日くらい剃らないでも良い人なら髭剃りを休むのもありでしょう。
脱毛の翌々日には腫れの感覚はなくなり、見た目も何事もなかったかのように治っていました。
もし見た目を気にする人ならやはり金曜日や土曜日など休日前を予約して、ダウンタイムのための時間を確保しておくのがベストでしょう。ただし休日前は予約が混み合うので1ヶ月以上前から予約しておいた方がよいですね。
でも見た目をあまり気にしない人なら会社の日に午後休暇や早退を使った脱毛を受けに行っても、翌朝にはそれなりの状態で通勤することもできるのではないでしょうか(ただし肌トラブルが発生するリスクがあることだけは認識しておくこと)。
メンズVIO脱毛 脱毛後の腫れ方やダウンタイム
次はVIO脱毛後の肌の状態を紹介したいと思います。
メンズVIO脱毛 脱毛前後の肌の様子
Iラインは脱毛中も特に痛みを感じなかった部位。なので脱毛後の様子も特に目立った変化は見られませんでした。
Oラインは脱毛中に若干の痛みがあった部分。まぁヒゲやVラインに比べると全然大したことありませんでしたがね。
Oラインに関しては脱毛後から肛門付近にやや違和感を感じます。
下痢の時や硬いトイレットペーパーでお尻を拭いた時にお尻がヒリヒリすることがありますよね?
あのような表面的な痛みではなく、鈍痛と言うかジンジンと言うかもっと鈍い違和感に近いような感覚でした。
Vラインは脱毛中もかなりし烈を極めた部位。
レーザー脱毛で痛い場所ランキングを見るとヒゲ脱毛・VIO脱毛は大体1、2に並んでランクインしています。両部位の脱毛を経験した私の感想としては、範囲の広さからVIO脱毛の方がこたえました(ヒゲが薄いほうだからと言うのもあると思います)。
脱毛中もモジモジと何とか痛みに耐えていましたが、脱毛が終わった後もVラインの辺り一帯の肌は「腫れてるなー」と実感するくらいぼぉーと熱を持っています。かえり普段は全く気にならない衣擦れ感なども感じました。

メンズヒゲ脱毛 脱毛当日のスキンケアについて
脱毛日は入浴禁止ですがシャワーは浴びてOKです。
VIOは結構腫れていたためいつも以上に慎重に洗う必要がありました。ボディタオルを使わずボディーソープをよく泡立て、手が直接触れないように泡だけで洗います。
体を拭くときもタオルで軽く押さえ、極力摩擦などの刺激を与えないように注意しました。というか腫れてしまっているのでそうせざるを得ない感じですね。
普段体のケアは乾燥が激しくカサつく時期だけボディ用の保湿クリームを塗っています。乾燥しすぎで体がかゆくなるので保湿クリームを塗るのですが全身に塗るとなると結構面倒でサボってしまったりするんですよね。
しかし、レーザー脱毛で赤く腫れてしまっていますし、先生にも「脱毛の後は保湿が重要」と指導されました。風呂上りには顔のスキンケアと同様に化粧水を塗り、ボディ用の保湿クリームを塗りました。
ただし、Oラインについては粘膜も近くあまり変なものを塗りたくない場所です。なので、余分な成分が余り入っておらず鼻の穴に塗ることができるワセリンを塗りました。ちょっとヌルヌルして気持ち悪いかもしれませんが、保湿力は抜群ですし患部を保護するにはバッチリでしょう。
メンズヒゲ脱毛 脱毛翌朝(約12時間後)の様子
脱毛当日は赤く腫れて日焼けしたかのような肌の熱を感じていましたが、寝て翌日の朝には大分赤みは引いて腫れている感覚も少なくなりました。
ただ肌の感触はいつもどおりとはいきません。表面的には衣擦れ感などもなくなっているのですが、毛穴の中は腫れた状態なので、ボクサーパンツに短い毛が引っかかると毛穴が刺激されて違和感を感じました。
項目 | VIO脱毛当日のVラインの肌の様子 | VIO脱毛翌朝のVラインの肌の様子 |
---|---|---|
Vラインの様子 | ![]() |
![]() |
施術内容 | VIOラインをメディオスターProNeXT(蓄熱式レーザー脱毛器)で脱毛 | |
副作用リスク | 術後の一時的な赤み・肌荒れや軽い炎症・火傷 |
メンズVIO脱毛のダウンタイムはどのくらい?
VIO脱毛後のダウンタイムも肌トラブルが起こらなければ2~3日程度です。
日中、ヒゲは接触するものがないため脱毛翌日には割と普通に過ごせましたが、VIOは剃毛後に伸びた短い毛が下着にかかって刺激されるため、私の場合丸2日くらいの時間が必要でした。
ただ肌トラブルが起きたわけではないため大きな痛みとかそういうものはありませんでしたし、人から見える場所ではないのでヒゲ脱毛に比べると脱毛日にこだわる必要はないと思います。
メンズ鼻毛脱毛 脱毛後の腫れ方やダウンタイム
鼻毛脱毛は脱毛中から鼻毛の焦げる臭いがしだします。毛の焦げる臭いってあまりいい臭いではないですね。
鼻毛脱毛は狭い鼻の穴にレーザーの熱と冷却ガスとが一気に来るため熱いのか冷たいのかよくわからない衝撃がズドンと感じられます。
終わってみるとやはり熱が残り、鼻の中全体が腫れた感覚があります。花粉症の季節に脱毛したため、鼻をかむときはやさしくかむように気を付けなければなりませんでした。
クリニックから家に帰りシェービングの残った毛などをティッシュで取り除きましたが、それでも脱毛当日中はときおり鼻毛の焼けた匂いが感じられました。
鼻毛脱毛のスキンケア
『脱毛の後は保湿などのスキンケアが大事』ですが鼻の中とか普通保湿したりしませんよね。
でも脱毛で腫れている感覚はあったのでちゃんと保湿を行います。
鼻の中も粘膜がありますので、Oラインの保湿で紹介した白色ワセリンのようなもので保湿するのがおすすめです。ワセリンの他には馬油が鼻の中や口の中などにも塗れて何かと使えるのでおすすめです。
鼻の穴で化粧水、ワセリン両方使った保湿ケアは初めてでしたが、ワセリンは鼻の中に塗っておくと花粉が粘膜に付かず花粉症が幾分かマシになるとのことでたまに塗ることがありました。
健康体の人からすると膜感があって嫌という人もいるでしょうけど、花粉症で常に鼻水があふれてくる状態だとワセリンで保護した方が守られてる感があってよかったですね。
メンズヒゲ脱毛 脱毛翌朝(約12時間後)の様子
鼻の穴を上手く撮影できなかったので写真はありませんが、感覚的なことだけ紹介します。
脱毛当日は「鼻の穴の腫れ」と「鼻毛の焼ける臭い」がしていました。
鼻毛についても特に肌トラブルは起こっていないようで、鼻の穴全体が腫れた感覚も薄らいでいました。
ただ花粉症の時期で結構鼻をかんでいたため、脱毛の影響なのか鼻のかみすぎなのかよくわからない違和感はありましたので、そこはまた別の時期にでも受けてみないと分かりません。
鼻の穴が腫れていると自分ではジンジンと感じますが、見た目には変化がわからない場所です。
もし検討されている方がいれば、鼻毛脱毛も休前日じゃなくてもいつでも受けてみてよいのではと思います。
メンズ脱毛後の腫れやダウンタイムのまとめ
医療レーザー脱毛は、レーザー光を受けた黒色の毛が光を熱に変換し、その熱で毛根にダメージを与えて脱毛する行為です。
毛が密集しているところほど一度の照射で大量の毛が反応するため、熱量も大きく痛みを伴います。
やはりこの脱毛中の痛みが大きいところは脱毛後も腫れが見受けられ、ダウンタイム(痛み・赤み・腫れなどが無くなるまでの時間)には2日~3日程度のダウンタイムが必要という感じでした。
といっても、軽い日焼けなどと同じで脱毛中のピークの状態から次第に良くなっていくため、腫れた感覚や見た目に影響が大きいのは脱毛当日から翌日までといったところです。
今回は肌トラブルが起きなかったためその程度で済みましたが、肌トラブルが発生すると1~2週間要することがあります。レーザー脱毛を行うクリニックの場合、脱毛でトラブルが起こった時は診察も受けられたりするので、もし脱毛後2~3日経っても腫れが引かなかったり毛嚢炎などの炎症が見られる場合、受診されてみた方が良いでしょう。
脱毛後の赤みや腫れの出方はレーザー脱毛施術のできや肌質、脱毛後のスキンケアなどによって個人差があります。肌質などは変えようがありませんが、正しいスキンケアで患部を保護して治癒するのをサポートすることはできます。
脱毛のリスクが心配という人は色々なスキンケア方法を試し、自分に合った方法を見つけておくということも大事な要素の一つとなるでしょう。